第41話
なんでだろう。顔が火照って、身体まで熱くなってきた。
そうだよ、彼に抱きしめられているせいだ。
彼に触れている部分が、ドクドクと脈打つのが分かる。
心臓が特にヤバイ。
離してくれないかな…?
唇は離れたのに身体は一向に自由にしてもらえなかった。
「成くん」
お願いしたくて彼を呼んだのに。
「ん?なに?」
そう囁いた成くんの息が耳元をくすぐった。
「ひゃ…ぁ…」
思わず声を上げてしまった。
しかも、自分の口から出たとは思えない、甘い声。
うぎゃぁぁぁ…かなり恥ずかしい。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます