第21話
「あ……!」
私は声を上げて、御園生さんの背後に視線を向けた。
「え?」
御園生さんもつられて、後ろをふりかえる。
しっかり騙されてくれた御園生さんに、笑いそうになるのを必死に堪えて、私は彼の頬を両手で挟んで自分に向けた。
「舞……!?」
御園生さんの驚いた表情が、すごく可愛くて。
でもでも、間近で見るのは恥ずかしくて目をつむって……、
御園生さんの唇に、
そっと、
自分の唇を重ねた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます