第4話
触れたのは一瞬。
離れた彼の唇から、
「小幡になんか負けられねぇし……」
拗ねた声音がこぼれた。
もしかして。
「…………ふふっ、」
思わず笑ってしまう。
だって、
可愛すぎでしょ?
小幡さんにヤキモチだなんて。
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