第4話

「どうして先生がここにいるんですか?」



やっとの事で口に出来た言葉に、少しだけ気持ちが落ち着いた。



よく見れば、小宮山先生は緩い紺のニットとベージュのデニムパンツ姿。



確かに部屋着に近いけど、ベッドに入る恰好ではないと思う。


ふ、と口許を緩めて私を見る先生は少しだけ困惑した様子で、


「えぇと、どこから話せばいいんでしょうね?」



と言った。

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