第6話

「チャラくない?」



心配そうに呟いたのは、千波。



甘えたで、人見知りが強い千波は異性との付き合いには慎重だ。



大事な友人と付き合う相手にも誠実さを求めたのだろう。



「うーん……かもね。でも、嫌なら別れればいいし」




晶にとって、異性との付き合いはかなり柔軟なものだと分かったのか、千波はそれ以上何も言わなかった。




「彼氏と夏祭りっていうのも、楽しそうだね」




ポツリと、晶寄りの言葉を零す私。




そんな私の立ち位置は、多数決で少ない意見の方に寄ること。




揉めるのが苦手な日和見人間。

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