第2話

付き合い始めたのは高校の時からだから、もう4年は経つのかな。



出会いは、私が高校1年の春。



2つ年上の彼は、写真部の部長をしていた。



トレードマークの様にいつも一眼レフを首からぶら下げている眼鏡の先輩。



私達新入生の間でも、結構な有名人だった。



カメラ片手に何処までも飛んで行って、決定的瞬間ってやつを狙ってる。



有名人だったのは、カッコイイとか、頭がいいとか、そんな理由じゃなくて、



「変な人」って意味で。

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