第25話

「どうして?」




てっきり続いているとばかり。




先生は落ち着いた口調で言った。




「転校したんだ。最後だからって告白された。」




(そうだったんだ…)




一気に力が抜けて、しゃがみこんでしまった。




そんなあたしの前に先生は腰をおとし、あたしを睨む。




「分かってなかったんだな…オレの事。」




責めるみたいな口調に驚き反論を試みる。




「わ…分かるわけないよ、先生にとってあたしはたくさんいる遊び相手の一人だとばかり…」




「オレ、そんなにチャラいヤツに見える?」

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