第24話

「だから!もともと他の曜日に生徒をあの部屋に連れ込んだりしていないし、そもそもオレは生徒に手を出したりしていない!」




言い切った後で、ハッとした様子で口を開いた。



「イヤ、えっと…三月…には…出したけども。」




威張って言うことではないと思い直したのか、語尾が小さくなっていく。



「えっ、でも…キス…」




そもそもの原因となった生徒とのキスシーンを思いだした。




「あれはっ、意表をつかれてだな…避けられなかった。しかも、あれ以来あのコとは会っていない。」

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