1.物理準備室
第1話
窓際の席。
後ろから2番目。
日差しは暑いけれど、数センチ開いた窓から吹いてくる風は、少し涼しくて気持ちいい。
つまりは睡魔の誘惑に負けてしまいそうで困る場所なんだ。
三月(ミツキ)は、思わず、フワッと欠伸をしてしまった。
「ハイ、今日はここまで」
教科書を閉じる音がして、皆の溜め息がこぼれた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます