第6話

教室に入って大急ぎで課題を終わらせ、眠い眠い授業をなんとか乗り切った。


昼休みは、お弁当を食べに屋上へ集まる。


「おまたせっ」

「はい、萌遅刻〜。ってか弁当でかいな」


そんなに遅れてないし、昼休みが始まってまだ5分も経ってない。


それにお弁当も大きくない。


「祐樹、萌のお弁当がビッグサイズなのはいつもでしょ?」

「そうだった」


いや、そうだった。じゃないでしょ!


「まあ、弁当のサイズはいいとして」


よくないっ!


「今日はお前ら、夜顔に行く?」


一気に雰囲気が変わる。


「あたしは、行く」


香音の言葉に祐樹も頷く。


「あたしも、今日こそは進展したい」

「じゃあ、全員で調べるか」


学校で話せるのはここまで。それ以上話すと、情報屋についてバレるリスクがある。


8時に夜顔集合。と決めて、普通の高校生らしくお昼ごはんを食べて解散した。

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