第2話
振られてばかりの私だったけど、好きになってもらう為の努力は惜しまなかった。
色恋に興味がない彼に合わせて、中学の3年間は女子の中で一番仲のいい友達の位置をキープした。
高校だって同じ所を受験する為に、必死に努力してなんとか合格にこぎ着けた。
高校入学後、色めき立つ彼の周囲に倣うように彼にも恋というものに関心が芽生え始めたようだった。
そんなチャンスを私は見逃す程バカじゃない。
入学から3ヶ月たった日の今日。
彼に告白することを決めた。
仲のいい友達から、恋人に昇格する為に。
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