「煉…くん？」

「あ、いや。　うーん…３人くらい、かな？」

「へぇ、そうなんだ！あたしは２人なんだ」

「そうなんだ。いつからいつまで付き合ってたの？」

「うーん…最初に付き合った人が、中１のときくらいで、もうひとりは中１の夏から卒業するまでずっと、かな？」

「へ、へぇ。茉梨乃ちゃんは、一途なんだね」

「うん！でも、最初に付き合った人にはギャップを訴えられて振られたけどね」

そう言って彼女はえへへと苦笑した。

…俺と茉梨乃ちゃんは正反対の性格だ。

どうしよう。

俺の過去を知ったら、茉梨乃ちゃんが俺を好きになってくれる前に、嫌いになられそう。

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