第7話
「なぁ、花!一緒に帰ろうぜー」
放課後になってあたしは荷物をまとめる美月を待っていると、和があたしたちの元へやってきた。
「え…」
「あたしはいいよ。帰りな」
「…わかった。じゃあね、美月」
「昼休みはムリだったから、帰り道で告れるといいね」美月はあたしの耳元でそう言った。
「…どうしたの?花」
赤面するあたしを見て、和は不思議そうに見つめた。
「な、なんでもないよ!バイバイ、美月!」
「うん。またねー」
そうしてあたしは和と一緒に帰ることになった。
校門を出るまで、あたしたちはずっといろんな人たち(特に男子軍)に冷やかされていた。
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