第4話

「…花!こっち来てー」


和はあたしの名前を呼び、手を振る。




「ナイスタイミングじゃん、谷原」


美月は他人事のように言い、和の元へ行こうとするあたしに「告白しな」と口パクで言った。





そんな急に…


しかも昼休みに教室でみんなが騒いでるところで告白できるはずがない。


いつもはそんなに感じないけど、美月があんなこと言ったからドキドキが止まらない。

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