みっつめ。
第40話
また朝が来る。
昨日、姉貴が言った「裕二はアンタを気遣ってそうしてくれてる」っていうのが気にかかって、グッスリ眠れなかった。
今日は……素直に髪の毛やってもらうの待ってようかな…。
そう思って私は制服に着替えた後、自分でできる化粧はして、裕二が来るのを待つ。
……あれ?
大体いつも裕二が来る時間になったのに、裕二が来ない。
どうして?
やっぱり昨日、一方的に電話を切っちゃったのがいけなかったかな?
今日はコテを使わずに、普通に2つに結んだ。
これくらいなら、自分でも出来るからね。
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