第34話
そうして私は一方的に電話を切った。
「そっか…まだ決まってないんだ…」
「何が~?」
「うわっ! 誰っ?」
「誰でしょう?」
「なんだよ…姉貴か」
「何よ、その『なんだよ…姉貴か』ってガッカリした感じは…」
「だってガッカリも何も姉貴と一緒にいると、ろくなことがないんだもん」
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