「こうして…美和子と同じ学校行くのもあと少しなんだな、と思うと…」

「バカね！　さっき麻緒言ったじゃない！『新学期はまだ始まったばっかりだ』って」

「そうだけど…」

「じゃあ、そんなネガティブっぽい発言やめようよ！　…クレープ食べるんだから」

「わかった！　じゃあやめまーす」

「麻緒って本当現金だよね」

「…あっ」

またも私が機嫌を悪くするようなことを言う、美和子。

美和子の頭ををポカポカと叩くと、「ごめんて」と謝ってくれた。

とりあえずは許しておこう。

あえて口に出さずにしておいた。

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