第4話
そう言って君は着々と進めていき、私がやりたかった、理想通りの姿になった。
なんでこんな簡単にやっちゃうのかなァ…?
君を見ているから余計に私もできそうな気がして、毎朝自分でやっちゃうんだよね。
「何ボーッとしてんの?
早く学校行くよっ!電車間に合わなくなっちゃう」
「あっ裕二! 待ってよ~!」
私は部屋を出るとリビングに向かって、テーブルの上に置いてあるパンを持って「行って来ます!」とだけ母に伝えると彼を追いかけるようにして家を出た。
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