第4話

『あれぇ~?どしたのぉ~?』


『さっき振られちゃっ…』


『残念ながら、彼氏もちの人は参加することができませぇ~ん』





軽く酔ってるみたい。


あたしは完全に混ぜてもらえないと確信し、電話を切った。




「…どうしよう。本当に」


そう思っていると、ドンッと肩が誰かとぶつかった。












「きゃっ、ごめんなさ…」


「気をつけろよ。そんなとこに突っ立ってんなよ」



ぶつかってきた張本人、ちょっと背の低めの男の人が、睨みながらそう云う。

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