6
「ガーンって口で言う奴あるかぁ…?」
「どうしても?どうしても駄目なの!?」
「……俺の意志は変わらねぇ」
「夫婦が駄目なら恋人でも、、あっ!なんだったら愛人でもいいよ!!」
どうしても諦めきれない。親子止まりだなんて絶対嫌…!
「愛人って、お前なぁ…!?」
「だって…だって…ママの事、まだ好きなんでしょ?」
分かってるよ。
ママが本当に好きだった事。
私には見せない男の顔してたもん。
「…まぁ、でもそれだけじゃねぇよ」
「えっ…」
「頼まれてんだよ。お前のママに」
「ママ、に?」
飛魚さんは私の頭をくしゃりと撫でた。
「そうだ。お前のパパが亡くなる前までお前の事を心配してママに託していったんだと。だからママも……」
飛魚さんはママとの最期の会話を話してくれた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます