登場人物【ヤ行】
第10話
【ヤ行】
☆谷島屋遠埜助(やじまやとのすけ)
春華の祖父。秋花の父。
☆谷島屋春華(やじまやはるか)
静岡県磐田市で楽器工房を兼ねた楽譜譜面書店の「裾野楽器工房」の経営をしている。祖父は
①静岡県磐田市②関東音楽大学音楽学科ピアノ専攻③手料理④和装着こなしとピアノ演奏⑤会社経営⑥神戸鎌田御厨
☆八雲半太郎(やくもはんたろう)
足利市の梁田御厨の暦人御師。渡良瀬自由大学准教授。下駄履きに、針金のようなフレームの丸眼鏡がトレードマーク。古書好きで、毎週のように東武電車とJRを乗り継いで、東京の一勘書房まで足を運んでいる。夏見と山崎とは気が合うようで、二人からは知恵袋のような存在で扱われる。思川乙女にとって、兄貴分の存在で、いつも頼りにされている。しかも山崎、夏見の三人の中では、意外に一番力自慢で、喧嘩が強い猛者である。性質はタジカラオノミコト、外見は金田一耕助といった感じである。
古文書を読んでは、色々な時越えの道具を作り出す。キテレツくんのような存在。また夏見たちの世代では、唯一「桂花のお神酒」の造り方を知る人物である。
夏見にいつも「ハム太郎」と馬鹿にされることが一番の悩みで、「あのお調子者め」と山崎に愚痴るのも日常化している。勿論仲良しゆえの悩みだ。学生からは優しい先生として慕われているが、授業の内容は、とても細かいお話なので、あまり楽しいという評判は聞かない。
ちなみに梁田御厨は時巫女の住処でもある。三人いる時巫女のうち、「長慶子の時巫女」が住むという。かの時巫女は
①栃木県足利市②超一流国立大学③古文書読解④桂花の御神酒を造れる⑤渡良瀬自由大学准教授⑥梁田御厨御師
☆八原あづさ
①長野県安曇野市②世田谷美術大学③自然散策④デッサン⑤洋画家⑥矢原御厨
☆山崎慶喜(やまさきけいき)
凪彦と美瑠の未来の息子。ふたりの息子とは思えない大天才と言われる。綿パンに丸めがね、身なりも秀才タイプ。5thシーズンで登場。
①神奈川県相南市②新横浜公立大学工学部音響工学科③オーディオマニア④冒険大好き⑤大学生⑥大庭御厨の跡取り
☆山崎西播(やまさきせいばん)
別名「白浜」。凪彦の父、靡助の息子。凪彦の幼少時に行方不明となる。
☆山崎凪彦(やまさきなぎひこ)
四十過ぎのおじさんと自称するカフェギャラリーの店主(サードシーズンでは五十過ぎ)。皆がマスターと呼ぶのは、カフェのマスターではなくて、暦人御師として、中学生の時にマスタークラスになったことから、当時ファッションモデルだった葉織や芹夏が、茶化して呼び始めたことに起因する(1st『Ep.-3アイビーと雛菊-暦法改正のアミュレット-』)。
趣味と仕事の曖昧な写真業の傍ら、文筆とカフェを営む趣味人。どれも本業というわけではなく、本人は暦人御師が本業と思っている。代々続く暦人御師の家だが、親は事情により別居している。祖父の家で育ち、その家督を継いで御師を続けている。
腕力や威圧にはめっぽう弱いが、冷静沈着な判断と経験豊富な知識で、同行する暦人達を何度となくピンチから救ってきた。本人は常に自信が無く、無力と自覚している。故に、未だ、良く出来た娘、美瑠がなぜ自分を好きになってくれたのか、不明なまま結婚に至る(1st 『ep-9 山里のキーノート-ミヤマオダマキと瑠璃イワナ』2018年)。
彼の初出するエピソード1はお菓子メーカーの会社の名前を命名のヒントにしている。山崎も、東鳩も、明治、森永、江崎という名字は皆、そこから来ている。お菓子が謎解きのヒントだったこともあり、それになぞらえた形だ。
①神奈川県相南市②二流私大文学部③写真撮影④託宣の解読⑤自営業・フォトギャラリー経営⑥大庭御厨御師
☆山崎靡助(やまさきなびすけ)
故人。山崎凪彦の祖父。暦人御師。江崎久里子の幼なじみでもある。1st『Ep.-1宵宮と夏みかん』では、久里子と出会ったときに靡助の話で、孫の凪彦は話が弾む。1st『Ep.-4チェンバロが奏でるひまわりと麦わら帽子の詩』では、「時神の粋な計らい」で美瑠と会うことを許される。過去から現れた靡助は、腰痛で踞る路肩で美瑠に救出される。
そこで若き日の暦人の仕事のエピソードを披露する。それがチェンバロにまつわる音楽教師の話だった。オーディオ技術者で、岩戸神明宮の総代、自らもビオラを奏でる音楽好きである。
物語では、時間の揺れを考慮して、山崎と会うことは避け、そのまま家にメッセージを残して、過去へと戻るが、美瑠にとってはかけがえない時間となった。
①神奈川県高座郡桜台村(現・相南市)②旧制中学第三校③オーディオ④託宣解釈⑤オーディオ技術者⑥元大庭御厨御師
☆山崎美瑠(やまさきみる)
→明治美瑠
☆山村愛珠(やまむらあいす)
熱田御師として活躍後に、時越えの病に苦しむ年輩女性。3rdの第三話に登場。元神職。歴史や伝統芸術などのイベントコーディネーター。大切にしていた釵子(さいし)の付喪神が必死に彼女を助けるために、現在の持ち主を熱田周辺へと導く。ものから人の姿に、付喪神に化けられるのがその周辺だけのためだ。もともと東海道、伊勢街道に面した御厨地域の四人の御師が、明治期に出来た危険な時空穴の存在を知り、託宣によってそれらを一般人が使用できないように整備した。その時の多数回に渡る時越えにより病となった。ネーミングは伊勢の乳製品アイスクリームからである。
①愛知県名古屋市②国皇院大学神道学科③歴史探索④暦人としての知識の多さ⑤歴史文化コーディネーター⑥もと
☆湯島澪(ゆしまみお)
ピアニスト。工務店のおかみさんをしながら、演奏家も続けている。プレイエルのピアノの持ち主。川崎のお大師さんの近所に嫁ぎ、平間寺への信仰が厚い。
☆百合姫(ゆりひめ)
もと大河戸御厨の念動隧道のゲートキーパー。姫萱草の精。歌恋に頼んで横浜の夏見宅に移動した。
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