こんな夢を見た(第2話)
こんな夢を見た。
わたしは女と二人、大きなイベントに参加する為、スタジアムのような建物の中に居た。
間も無くイベントが始まるらしく場内に集合場所がアナウンスされた。
どうもわたしたちが居る場所は集合場所から見てスタジアムの反対側らしい。
わたしは女と二人、集合場所を目指してスタジアムの通路を歩き出す。
すると目の前に大きな柱が現れ、女は右へ、わたしは左へと分かれた。
柱を越えればすぐに女と会えると思ったが、通路はどんどん左右に分かれていく。
わたしは已む無く一旦スタジアムの外に出てみると、既に女の姿はない。
周囲は多くの人が先へと進んでいた。
きっとみな集合場所に行くのだろう、そこへ行けば再び女に会えるだろうと人の流れに沿って歩き出すと、スタジアムの外に出てしまった。
人々はスタジアムからどんどん離れて歩いていく。
流石にこの人の流れはおかしいと感じ、近くの係員らしき人に「集合場所はどこですか?」と尋ねた。
すると係員は、はるか前方のビルの上にチラッと見えている、ドーム球場の屋根らしきものを指差した。
先ほどまで後方のスタジアムの中にいた筈なのに、どうして集合場所が前方にあるのかと不思議に思ったが、係員がそこだと言うのでわたしは歩き出す。
しかし次第に周囲を歩く人の数が減っていく。
ビルに近づくにつれドーム球場が見えなくなるが、それでも見えていた方向へと歩み続けると、上へと伸びる細長いビルが目の前に現れた。
見上げると上の方は空中で通路が横に伸びていた。そうか、このビルを上がってあの空中通路を渡ればドーム球場に行けるのだなと思う。
ビルの横には螺旋階段があったので登り始めると、なんとそれは螺旋エスカレーターで、物凄い勢いで上へ上へと押し上げられていく。
しかし突然に階段になり、前に転んで目が覚めた。
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