第22話 宇宙空間に置き去りは、意外と体が冷える。

 ただいまぁ。


「ああーあ。マタ御給金になんない事しちゃったあ。もうホンットやんなる、この性格!」



 皆んなゴメンね、待ったでしょ?

「痛かった?」


 そうよねえ、私もアン時チト急いでたから、コクヨのハサミで切った『影』のアンタ達を、画鋲で飛ばない様に家の外壁に刺してったもんね。


 アンタ達が居たら、ミチオの仕事が遅れちゃうからさ。

 緊急処置。

 チョット待っててね、今ね、ニチバンのセロテープで又、私の身体の背後に付けてあげるかんさ。


 アンタ達も、『一意識のミチオ』が居なくなって、身が軽くなったでしょ?


 じゃあ私もマッキー黒で、シャワーヘッドの水の穴の“点. 点. 点.”の作業に戻るから、又次回作で会いましょ。



 ヒイ、フウ、ミイ、ヨォ..、七億八五三〇万一一五六個の点かぁ、今の段階で。


 二億個位の水が出て来る、穴の点. 点. が欲しいところよね?



 ミユキ

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