第18話 あ、アノ、..もう帰っても良いですか?

 ..フゥ、気持ち良かったぁ..

「やっぱ、仕事した後のシャワーって最高..」


 

「さっ、上がって上がって!」

「向こうのお茶の間で、お母さんが待ってるわ。」


「ミユキちゃあん?」

 

「ううゥん!待って、お母さあん、今行くからあ!」


「ううんん!違う、違うノオ。」

「お母さんの顔をね、ミユキちゃん、どんな風に描いたかって思ってえ!」

 

「ウン、それなんだけどねえ。私の強引な創造性の押し付けを皆んなにするのもドウカナ?って思ってね。」

「だからまだ、お母さんは描いてない。」

 

「ウン分かった!急がないで。」

「もうお母さんね、張り切っていつまでも待っちゃう!」



 私って良い宇宙人でしょ?

 サッ、各自各々、自分のペンで、今眺めてる画面上に私のお母さん描いて。


 ヤッパお勧めは、マッキーだけど、好きにしなよ。

 アンタらの自腹だかんさ。


 私のマッキーは私のモノ。

 アンタのモノはアンタのもの。


「あっ、けど、油性にしてね。」

「水性で描いちゃうと、線が残んないから、私のお母さん。死んじゃう」



 許さないかんね。


 私のお母さん。

 殺したら。



 ミユキ

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