ウォーターサーバー

ribon

第1話

ウォーターサーバーを契約したのがまちがいだった。

設置無料だが水は別料金だし部屋もせまくなる。


もうそれは空っぽのまま何ヶ月も過ぎた。

部屋にかえってきてそれをみるたび心が痛んだ。


そのときはいいと思ったのにいまはそう思えない。


捨てるのもめんどうだ。処分するにも金がかかる。

それを見るたび不快で不快で過去の自分を呪った。


ウォーターサーバーが嫌いだった。

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