Dear,ストロベリー
斗花
ゆ ういつの恋
第1話
ゆきくんへ。
こんにちは、ゆきくん。
お手紙を書くのはとっても久しぶりですね。
昔はたくさん書いてたけど私がケータイ買ってからは基本的にメールだし。
だけど、手紙の方が気持ちが伝わる気がするって言われたので、書いてみます。
字が読みにくくてごめんなさい。
ゆきくんのことを好きになってから、もうどれくらい経つんでしょうか?
幼稚園の時はもうゆきくんが好きだったから13年は好きだね。
私はゆきくんしか好きになったことなくて、だけど、ゆきくんは違うよね。
ゆきくんは私以外にも、いっぱいの恋を経験して、いっぱいの子と付き合って、だからゆきくんは私より何でも知ってる。
私が喜ぶプレゼントも、私が行きたい所も、私の考えてることも、なんだって知っていて。
いっつもキラキラな笑顔で受け入れてくれる。
余裕そうな笑顔も大人っぽい対応も、たまにエスなとこも優しいとこも全部全部大好き。
ゆきくんより好きな人、絶対に現れない。
そう思って、ここまできたよ。
だけど見たことなかった。
ゆきくんが焦ったとこや、ゆきくんが怖いとこや、ゆきくんが怒ったとこ。
私の前のゆきくんは優しくてキラキラ。
……たまに、ちょっぴり何かが外れたみたくなったりもするけど。
それでもゆきくんはスグに笑顔に戻るでしょ?
だけどね、ゆきくん。
私はゆきくんの全部が好きだよ。
もっともっと教えてほしい。
格好悪いゆきくんや、ダサいゆきくんや、狂ったゆきくんも見てみたくって。
だから今回のことは私は嬉しかったかな。
安心してほしいのは、私はゆきくん以外は好きにならないよ。
ゆきくんは私以外を好きになる?
……それでも良いや。しょうがないよね。
だけどできればこれからも、私だけを好きでいて?
P.S.
昨日の苺プリンを食べたのは本当は秀じゃなくってわたしです。
らんより。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます