君と見た蛍が乱舞した川辺 今は灯の下で綺麗な水路

ねっとりとした薄闇で緑がかった光が弧を描き、瞬く美しい水辺の風景も一緒にはしゃいだ人の姿も、もう私の思い出の中にしか在りません。今、人工灯の明りで白く照らし出されているのは、きれいにコンクリートで舗装された安全で何もいない水路です。


多くの場合、環境を整えるっていうのは、人間にとって便利で安全にするってこと。綺麗=生態系を壊して生き物を殺すってこと。

特筆するほどもない、よくある出来事です。人って環境を自分たちのために作り替えることで栄えてきた生物なのですから。

それでも、見るたびに悲しくなります。

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