第7話 雪と学校の暖炉
季節が過ぎるのは早いもので、もう年末の「12月」に突入。一言で表すと「極寒」である。
そして、学校の周りは雪が降って、一面真っ白。赴任前の学校は雪が少ない地域だったので、これだけの積雪の光景はなんとも新鮮。
グラウンドには生徒が作った「雪だるま」と「かまくら」が並ぶ。
あと、ちょっと残念なのは積雪の影響でグラウンドでの体育の授業ができないこと。
この時期の体育の授業は地域の体育館を借りて行うか、教室で出来るスポーツか座学に限られる。
(地域の体育館は学校から離れているため校長運転のマイクロバスに乗って移動)
また、古い校舎で空調設備が備わっていないので休み時間に入ると、みんな暖炉に集結する。
そして、暖炉に使っている薪は校長が毎朝、どこかから調達し、薪割りをしている。
「暖炉、暖かいだろ?いい薪使っているから!あ、あと学校が寒いからといって、暖炉に近づくと、火の粉が飛んで火傷する恐れがあるから気をつけろよ?」
校長の言い方的には、おそらく自腹で薪を購入していると思われる。
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