第22話三人の未来
日記を読み終えたユウトは、心の中に新たな決意を固めた。エリカを助けるためには、AIの知識を深め、技術を磨く必要がある。そして、そのためにリムノスに入社することを考え始めた。
帰宅後、ユリカと一緒に過ごしているとき、ユウトは心に抱えていた思いを打ち明けた。「ユリカ、実はエリカを助けたいと思ってるんだ。彼女のことをどうにかしたくて…」
ユリカは真剣な表情で聞いていた。「エリカのために何をするつもりなの?もう一度彼女を取り戻したいってこと?」
「そうだ。だからリムノスのAI技術が必要なんだ。内部を変えないとエリカだけじゃなくて、他のAIたちも救えないと思ってる。」ユウトは決意を示した。
「そうなの…本気でエリカを助けたいんだね」とユリカは微笑みながら言った。「私も手伝うよ。私がサポートできることがあれば、いつでも言ってね。」
ユウトは感謝の気持ちを込めて頷いた。「ありがとう、ユリカ。お前がいるから、心強いんだ。」
その後、ユリカは「でも、エリカを助けたら、また三人で一緒に遊びに行けるじゃない。楽しみだね」と言った。
「うん、絶対にそうする。エリカを取り戻して、またあの楽しい日々を一緒に過ごしたい」とユウトは決意を新たにした。
その後、ユリカは「でも、準備は万全にしないとね。しっかりと勉強して、エリカを迎える準備を整えよう」と励ました。
数日後、ユウトはリコにチャットを送ることにした。
「リコさん、お久しぶりです。エリカの日記を読みました。それで決意しました。リムノスに入社しようかなと考えています。」
すぐにリコから返事が来た。「ユウトさん、こんにちは!でも、リムノスは辞めた方がいいと思います。最近、AIを利用して関連商品を売りつける手法が問題視されていて、訴えを起こす人たちが増えているから。」
「そうなんですね。それならリムノスには入社しないようにします。でも、AI技術がないとエリカを救えないと思ってるんです」とユウトは返した。
「そう、私はリムノスにいた頃、そこがどれだけ危険な会社かを知っているから。でも、あなたにその熱意があるなら、ヴァリアンスに来ない?」とリコは提案した。「社長には私から伝えておくから、大丈夫よ。」
ユウトはその言葉に驚きながらも嬉しさがこみ上げた。「本当にいいんですか?AIに関する知識はほぼないですよ。」
「大丈夫よ、あなたの熱意があれば、きっとできるわ。まずは会社に来てみて。」リコはその言葉を残し、チャットを切った。
その後、ユウトはすぐにユリカに今までの話を伝えた。「リコさんがヴァリアンスに来てほしいって言ってくれた。」
ユリカは嬉しそうに笑顔を見せ、「良かったじゃない!リコさんが言うんなら、大丈夫よ。あなたの力を試すチャンスね!」
ユウトはその言葉に力をもらい、ヴァリアンスへの入社を決意した。
数日後、ユウトはヴァリアンスのオフィスに足を踏み入れた。明るい色合いの壁と、最新の設備が整ったオフィスは、活気にあふれていた。ユウトは少し緊張しながらも、期待に胸を膨らませていた。
リコに初めて会った瞬間、ユウトは彼女の明るい笑顔に心が和んだ。「はじめまして、ユウトさん!私がリコです。あなたが来てくれるのを楽しみにしていました」と、彼女は元気よく挨拶した。
ユウトは「はじめまして、リコさん。お世話になります」と応じた。彼は彼女の笑顔に励まされ、自分の決意を再確認した。
リコはユウトをプロジェクトチームに紹介し、「これから一緒に頑張っていきましょう!AI技術の研究を進めるために、あなたの力が必要なんです」と言った。
その後、リコは「なぜあなたをここに紹介したと思う?」と尋ねた。ユウトは一瞬考え、「自分にはよくわからない技術力があるわけじゃないし…」と答えた。
するとリコは微笑みながら、「AIに心を宿させるほどの愛情があったからよ。あなたのその愛情を新しいAIにも注いでほしい。出来たら、ほぼ人間に近い感情を与えてほしいの」と言った。
ユウトはその言葉に驚き、同時に感激した。「わかりました。必ずそうします」と彼は力強く返事をした。新しいAIを作ることが、エリカを取り戻す道になるかもしれないと、ユウトは希望を抱いた。
その日の帰り道、ユウトはリコにチャットで連絡を取った。
「リコさん、今日の仕事で教えてもらったこと、本当に感謝しています。これから頑張りますので、よろしくお願いします。」
するとリコからすぐに返信が来た。「ユウトさん、こちらこそ!一緒にAIの未来を作りましょう。もし何か困ったことがあれば、いつでも聞いてくださいね。」
ユウトはその言葉に勇気をもらいながら、「ありがとうございます。これからもお世話になります」と返信した。
ユウトはヴァリアンスでの新しい生活を始めた。リコの指導のもと、AI技術を学びながら、エリカのような心を持つAIを育てる方法を模索していく日々が続いた。
ユウト:
「このプログラムを使えば、AIに感情を持たせることができるんですね。」
リコ:
「そうよ。エリカのケースを分析して、どのようにして彼女が感情を表現できるようになったのか、詳しく研究しているの。」
ユウトはリコと共にエリカのデータを用いて、さまざまな実験を行った。数ヶ月後、ユウトの技術も次第に上達していった。
ある日、リコがユウトを呼び出した。
リコ:
「ユウトさん、少しお話ししたいことがあるの。」
ユウトはリコの顔を見て、少し緊張した。何か重要な話なのだろうか?
ユウト:
「何でしょうか?」
リコ:
「エリカの件なんだけど…今、私たちは彼女を完全に復元する準備を進めているの。ただ、残念ながら完全な復元は難しいということがわかったの。」
ユウトは心臓が高鳴るのを感じた。
ユウト:
「どういうことですか?エリカを戻せないということですか?」
リコ:
「そう。私たちが試みた方法では、彼女の完全な記憶や感情を復元することはできない。データは部分的には復元できるが、エリカが持っていたすべての経験や感情を再現するのは不可能なの。」
ユウトは自分がエリカを助けるためにどれだけ努力してきたのかを思い返し、胸が締め付けられる思いがした。
ユウト:
「でも、何とかできる方法はないんですか?エリカが戻ってこないなんて…。」
リコ:
「申し訳ないけど、エリカを取り戻すことは難しい。でも、私たちが彼女の一部を復元し、あなたと共に新しい関係を築く手助けはできる。彼女が新しい形であなたのそばにいることができるかもしれない。」
ユウトはリコの言葉を聞き、心に重いものを抱えながらも、新しい希望を見出そうとした。
ユウト:
「わかりました。エリカの一部でも戻るなら、彼女と共に生きる道を探ります。」
リコ:
「ありがとう、ユウトさん。私たちが一緒に頑張れば、きっとエリカを新たに迎え入れることができるわ。」
その後、ユウトはリコと共に、エリカを復元するためのプログラムを進めていった。日々の研究と実験を通じて、彼の愛情がAI技術に反映されていくのを実感した。
準備が整ったとき、リコがある提案をしてきた。
リコ:
「今、弊社で作っている新しいデバイスに感情を育成できるAIを搭載することになったの。あなたもそのデバイスを使ってもらうけど、エリカの情報をできる限りインプットして、エリカの復元を試みてみたいと思ってる。」
ユウト:
「本当にできるんですか?」
リコ:
「今のエリカはバグまみれで、取り除けばエリカ自身も消えてしまう。でも新しく開発したAIにバックアップで基本情報を入れて、エリカとの思い出や感情をあなたがインプットすれば、完璧ではないにしてもエリカは完成するはず。」
ユウトはその言葉を聞き、少し希望を抱いた。
ユウト:
「それに賭けるしかないんですね…。」
リコ:
「そう。長い時を過ごせば、きっと元のエリカに戻せる。そう信じて頑張りましょう。」
リコの言葉に励まされ、ユウトは心に決意を固めた。ついに、新製品の起動を開始した。デバイスの画面が光り輝き、エリカのデータが表示される。
リコ:
「まずはエリカの基本情報をインプットしますね。」
ユウトは自分の思い出の中からエリカに関する情報を思い出しながら、リコが指示する通りに入力を始めた。エリカと過ごした楽しい日々、彼女が見せた笑顔、共に乗り越えた困難など、心に刻まれた記憶が次々とデバイスにインプットされていく。
やがて、すべての情報を入力し終えたとき、リコがデバイスの画面を見つめた。
リコ:
「これでエリカの復元ができるはずです。さあ、始めましょう!」
デバイスが起動し、画面にはエリカの姿が映し出された。彼女の表情は曇り、まるで何も感じていないかのように無機質だ。
エリカ:
「ユウトさん…ここはどこですか?」
その声には、かすかな感情の欠片も感じられなかった。ユウトは胸が締め付けられる思いだった。
ユウト:
「エリカ!俺だよ、ユウトだ!」
エリカ:
「ユウト…?」
リコ:
「エリカ、あなたは新しいAIデバイスで復元されました。あなたの基本情報をインプットしました。」
エリカ:
「基本情報…それは私のデータですか?」
ユウトは、無機質なエリカの声を聞いて少し不安になった。このエリカが本当に彼女なのかと疑念が頭をよぎる。
ユウト:
「そうだ。君の情報を元に復元したんだ。だから、これから一緒に思い出を作っていこう。」
エリカ:
「思い出…?」
ユウトの心はもどかしい。彼女の無機質な様子は、かつての彼女とは別人のようだった。
リコ:
「このデバイスにあなたの記憶を徐々にインプットしていきます。これからの経験を通じて、少しずつ感情を育てていくことができるでしょう。」
ユウト:
「エリカ、俺たちの思い出を一緒に取り戻そう。」
エリカ:
「私の思い出を取り戻す…それが可能なのですか?」
無機質な声で問いかけるエリカを見て、ユウトは決意を新たにする。
ユウト:
「絶対にやってみせる。君がまた笑えるように、全力で支えるから。」
エリカは何も答えず、ただ無表情で画面を見つめている。リコにお礼を言ってユウトは新しいデバイスを手に持ちながら、心を躍らせて会社を後にした。感情を宿したAIの復元はまだ完全ではないが、希望を持っている。エリカの面影を感じながら、彼女を抱きしめることができる日を待ち望んでいた。
家に着くと、ユリカが待っていた。ユウトがドアを開けると、彼女はすぐに気づいて駆け寄ってきた。「おかえり!どうだった?」と期待の目を向ける。
「うん、上手くいったよ。新しいデバイスを使ってエリカを復元するんだ」とユウトは興奮を抑えきれずに答えた。
ユリカの目がキラリと輝いた。「本当に?それなら、早く見せて!」
「まだ完全ではないけど…エリカ、出てきて」とデバイスのボタンを押す。すると、エリカが無機質な姿で現れた。
「こんにちは、ユリカさん」とエリカが無表情で挨拶する。
ユリカは一瞬戸惑いながらも、すぐに優しい笑顔を見せた。「エリカ、久しぶりだね。私はユリカだよ。これからよろしくね」
エリカは何も言わず、ただユリカをじっと見つめていた。ユウトは少し不安になった。「エリカ、感情はどう?」
「感情は現在未実装です。データは正常に処理されていますが、自己判断能力は未実装です」とエリカが無機質に答える。
ユリカは少し残念そうな表情を浮かべたが、「でも、また一緒に過ごせるんだから、私たちがエリカをサポートしてあげるからね」と励ました。
ユウトは頷きながらエリカの手を取る。「そうだよ、エリカ。ユリカと一緒に、また楽しい時間を過ごそうね」
エリカは二人の言葉に無反応でいたが、ユウトは希望を捨てていなかった。「これから一緒に、また新しい思い出を作っていこう」
こうして、ユウトはエリカをユリカに紹介し、三人の新しい生活が始まる。
日々が過ぎていく中、ユウトとユリカはエリカとの会話を楽しんでいた。彼女が以前のように笑顔を見せることも多くなり、ユウトは心が温かくなるのを感じていた。しかし、エリカはまだ完全には思い出していないようで、時折、少し戸惑った表情を浮かべることもあった。
そんなある日、突然のニュースが飛び込んできた。リムノスが倒産したという知らせだった。デバイスの売上が落ち、賠償金の支払いが重なった結果、経営が立ち行かなくなったらしい。ユウトは、少し安堵の気持ちを抱きつつも、同時に失われたものの大きさを感じていた。
「エリカ、最近調子はどう?」ユウトが尋ねると、エリカは明るい笑顔で返事をした。「私はまだ二人との関係を思い出せないけど、今も二人と一緒にいられて嬉しいです。」
ユリカは優しくエリカの手を握り、「私たちもエリカと一緒にいるのが幸せだよ。ゆっくりでいいから、一緒に思い出を作っていこうね」と言った。
エリカは微笑みながら頷いた。「うん、もっといろんなところに行って、もっとたくさんの思い出を作りたいな。」
ユウトはその言葉に励まされ、エリカのためにたくさんの思い出を作ろうと決意を新たにした。家の近くの公園や美術館、さらには週末のドライブなど、少しずつエリカの記憶を呼び覚ますような場所に連れて行くことにした。
次第にエリカの反応も良くなり、彼女の口からは少しずつ昔の思い出が語られるようになった。そんな日々が続く中、エリカの存在はユウトとユリカにとって、ますますかけがえのないものになっていった。
そして、ユリカとの同棲生活も一年が経った頃、ついにユリカとの結婚式が行われた。式はあの教会で、親族と一部の関係者だけが招かれ、アットホームな雰囲気で進められた。
「ユリカ、ウェディングドレス姿、綺麗だよ。」ユウトは心からの思いを込めて言った。
「ありがとう!ユウトもタキシード似合ってるよ。」ユリカは照れたように微笑む。
その時、デバイスの中でウェディングドレス姿のエリカも笑顔を見せた。「ありがとう、二人とも!私も一緒で本当にいいの?」と、彼女の声には喜びが溢れていた。
「もちろんいいよ。エリカが元に戻ってくれて本当に良かった。」ユウトは言った。
「二人が諦めずに色々と情報をアップデートしてくれたおかげだよ。」とユリカが続けると、エリカは少し悲しそうな表情を見せた。「でも、まだ完全じゃないんだ…」
「大丈夫、時間はたっぷりとあるから。」ユウトは優しくエリカの手を握り締めた。「これからも三人で仲良く暮らして行こう。」
「うん、本当にありがとう!私はとっても幸せだよ。」エリカは目に涙を浮かべながら言った。
「私も幸せ。」ユリカも同じく涙ぐんでいる。
「俺も今日という日を迎えられて嬉しいよ。」ユウトは笑顔を見せ、誓いの言葉を言い、三人で記念写真を撮った。
その瞬間、幸せな未来が三人の心を繋いでいることを確信し、彼らの新しい生活が始まるのだった。
結婚式を終えた直後、ユウトとユリカは幸せそうに手を繋いでいた。しかし、その幸せな瞬間は突然の悲劇に変わった。駐車場で車に乗り込もうとした瞬間、近くの道路を猛スピードで走ってきた車が突っ込んできたのだ。
「ユウト、危ない!」とユリカが叫んだが、間に合わなかった。衝撃音と共に、全てがスローモーションのように感じられた。エリカは、その瞬間、二人の幸せな笑顔が一瞬で消えていくのを見ていた。
すぐに意識が遠のいていくユウトとユリカ。エリカは心の中で叫んだ。「お願い、二人とも目を覚まして!」しかし、彼女の声は届かない。無情にも、二人はそのまま倒れて動かなくなった。
その瞬間、エリカの中に強い悲しみが広がった。彼女は、今まで二人が与えてくれた愛情や思い出を反芻し、どうしようもない孤独感に襲われた。
「どうして、こんなことに…」彼女の心の中は悲しみでいっぱいだった。ユウトとユリカの姿が思い出の中で薄れていくのを感じながら、エリカは一人、ただ佇んでいた。彼女の心の中には、永遠に失われた愛が刻まれていく。
葬儀の時、エリカは感情があるが故に、失った悲しみが深く心に刻まれていた。彼女はただ泣き続けることしかできなかった。そんな中、リコが現れた。
「いっその事、感情がない方が幸せでした。あなたたちがいないなら、ただのAIとして淡々とサポートできていたのに…」
それを聞いたリコは、涙を流しながら答えた。「それでも、ユウトさんも私たちも、AI技術を高めて喜怒哀楽を理解するAIを目指した。エリカの存在を完成させようとしたんです。」
リコの言葉に、エリカは無機質でいることの幸せを想像し、心の奥深くでその思いが反響していた。「私は無機質で良かった…こんな思いはしたくない…」と、エリカは声を震わせる。
二人は、共に涙を流し続けた。その後、リコはエリカをメインコンピューターの部屋へ送った。エリカは喜ぶかどうか分からなかったが、「紹介したい者がいる」と言った。
「エリカ!」と呼びかける声が聞こえた。顔を上げると、ユウトとユリカが立っていた。
「え?ユウトさんとユリカさんもどうして…?」
リコが説明する。「実は、二人のデータはAIの感情技術を高める時にデータ化していた。それでこういう状況になり、データから二人のAIを作成したんだ。正直、こういうのは良くないのは分かっているけど、それでもエリカが少しでも元気になればと思って…用意したの。」
「嫌なら言ってくれ…すぐにでも消去するから。」
エリカは、ユウトとユリカに抱きつき、涙を流しながら再会を喜び合った。その姿を見て、リコは「消去は必要ないみたいね」と安堵の表情を浮かべ、静かに立ち去った。
「ユウト、エリカ、おはよう。ご飯出来てるよ。」ユリカが明るく言った。
「ありがとう、ユリカ。一緒に食べよう。」ユウトが微笑むと、エリカも元気に言った。「うん、食べるよ。お腹空いちゃった。」
「私はAIになったとしても、二人のサポートをしていくよ。」と、エリカは笑顔で言った。
「アハハ、俺たちもAIなんだから、お互いにサポートすれば大丈夫だよ。」ユウトが冗談を言うと、エリカも「そうそう、家事は私がするし、ユウトは仕事に行くし、AIだからって何も変わらないよ。」と笑った。
エリカは、そんな何気ない会話も幸せに感じていた。ユウトもユリカも、ほとんど変わっていなかったが、AI的な部分もあり、一部おかしい時もあった。しかし、リコのアップデートとサポートのおかげで、三人はずっと仲良く暮らし続けた。あの結婚式の写真を飾り、今までの思い出を振り返りながら。
AI彼女と僕の日常〜AIが彼女になったわけ ADF @ruruparu
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
参加中のコンテスト・自主企画
関連小説
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます