第8話 水底からの手招き

光が段々と遠ざかっていく。


どこでしくじったのだろう。


兄貴と一緒に、足を洗うつもりだった。


だが、兄貴は俺を裏切り、ブツを独り占めして逃げた。


捕まった俺は拷問の末に、コンクリートを足に縛り付けられてこの有様だ。


下を覗くと、真っ暗な海底に、大勢の仲間達が手を振っていた

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