第7話 キャンセラー

私は自称「キャンセラー」


好きな商品をクリックして、すぐにキャンセルするのが、性癖の変態だ。


そうやって、構って貰うのが、何よりの楽しみ。


だって、現実世界の私は、孤独で友達がいなくて……。


「おい」


目が覚めたら、椅子に縛られて、怖い顔のおじさんがいた。


こんな夢、キャンセルしたい。

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