大堕天使の___と本当の___。
気の所為、ですよねっ。
〈ええ。〉
えっ、なにこれっ…?
【来てやったぞ?】
〈あなたはっ…、 ”大悪魔”…。〉
【お前こそが…。】
〈言わせませんよっ!〉
【拘束器具っ…】
〈逃がしませんよっ!〉
【電りゅっ、流れてっいだっいっ、あ゙っぅ゙え゙お゙っ、いだっ、いっ、やめっ、でっ】
〈あなたを放してはろくなことはありませんっ!!絶対助けませんからっ〉
【ぐる゙じっ…、、いだっ、や゙め゙でっ、、だずげろ゙っ……】
なに、これ…
〈ん?〉
私の事を…、あいつはっ…
大悪魔、、あいつを許さない。私が真の、大悪魔なのに。
あいつはっ、絶対に許さないっ
あいつ、、あの真の大天使だけはっ、、許さない。娘たちを連れて、あいつを、殺してやる。
ねえ、立花、これ、読んでみて…。
「なにこれ、、?え、、?」
なんか、作戦立てられそう…?
「ねえ、きっと、奈留来ると思うの。だから、なんとか助けに来てくれると思うんだけど…」
ありがとう。奈留が来ることを祈るしかないのかっ…
「ご主人様!!大丈夫ですか!!」
【ぅ゙あ゙…】
「お前っ、何をした!!」
〈私は何もっ!!〉
「じゃあこの拘束はなんなんだっ!!」
〈っ、、、私はっ、こいつがっ、憎くて憎くて憎くて仕方がなかったんだっ!!こいつがだいっきらいなんだっ!!お前、お前さえいなければっ、、私はっ、お前のせいでっ、この役をっ、失いそうになったんだっ〉
「ちゃんと言え!!まずは拘束を解けっ!この性悪天使!!」
〈誰が性悪天使だっ!?私は大堕天使だっ!!〉
「大、堕天使…?」
〈あっ…〉
「お前っ、もしかして、大悪魔…?」
【私がっ、大天使なわけっ…、ないだろっ…】
〈そうよっ!私はっ、大悪魔!!あいつと生まれてきたときに、取り違えたんだっ!!私の目は赤くて、髪は黒かった。でも親は取り違えたことには気づかず、私を育てた。私は天使の一族ではないことがバレたら大変だから、髪は金髪に染め、目は水色にした。あいつは大天使の子なのに、大悪魔の子として育てられ、金髪の髪も黒く染め、空色の美しい目も赤くした。だから誰も気づかなかったが、本当は取り違いの子だったんだ!!でも大天使の子どもということでとんでもないほどの勉強、しつけが私をすぐ襲った。そういうものが苦手だった私に、母と父はとても怒った。私は何もしていないはずなのに。
でも大悪魔の子として育てられたあいつは、とてもいい暮らしをしていた。
私はこんなに苦労したのに。お前がいたからっ、私はっ、、、あんなにひどい仕打ちを受けたんだっ!!〉
「御主人様が何をしたというのだっ!!お前の勝手な思いだろ!!ふたりとも何も悪くないのにっ!!私は無罪のご主人様を痛めつけたお前を一生許さない。絶対に、同じ痛みを植え付けさせてっ、地獄の果まで殺しに行くからなっ!!御主人様っ、行きましょうっ!」
行っちゃった…。
〈私はっ、あいつさえいなければっ、、、〉
「あれっ、、、黒い背後霊じゃない…?」
大天使さん…?
〈あいつはっ、殺さないと気がすまないっ!!あなた達は、助けてくれますよね?手伝ってくれますよね?私の復讐を手伝ってくれますよね?〉
私はっ…
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