第2話 妖精と忘れられた姉。
梨花視点
あなた、誰?
「忘れちゃった、の?」
ごめんなさい。わからないの。
「そうなんだね、梨花。とりあえず自己紹介するね。
私は立花。立に花で立花。今は理由あって妖精になっちゃってるの。」
そうなんだ。私と立花はどういう関係だったの?
「私は…、ごめん。うまく言えないや。でも、私は梨花のこと大好きだったよ。」
私、なんか立花とは仲よかった気がするの。なんでだろう。
立花とあったことがあるきがするの。
「そうだよ。ポロ。」
思い出せなくてごめんね。
「梨花は悪くないの。私が悪いから…」
立花は悪くないよ。
「私が悪いんだ。」
「そう。私が悪いの。」
立花視点
そうだよ。私が悪い。
私が悪いんだ。
梨花が思い出せないのは私がそう望んだから。
私は梨花のお姉ちゃんだったことは、君は知らなくていいの。
私は梨花の姉として生まれてきた。梨花が生まれる3年前。
私は梨花の将来の親友の姉によって殺された。
私はその子ととても仲が良い親友だった。
だけど、私のたった一言でその子とは一切話さなくなった。
そして私はその言葉のせいで恨まれ、殺された。
お母さんとお父さんは悲しんだ。
誰によって殺されたかは私とあの子しか知らない。
その後私のことについては誰も話さないように、
私は天国で神様にお願いした。
そうすると、私については誰も話さなくなった。
だから梨花も私のこと知らないんだよね。
その3年後
梨花、あなたが生まれたの。
私は梨花のことが心配で、梨花と小さい頃は遊んであげた。
このように妖精の姿で。
だから、覚えてなくていいの。
梨花。
私があの子に対して、あの言葉を放ってしまったから。
私のせいだから。
ごめんね。
梨花視点
立花?立花?
「ごめんね。ちょっと思い出しちゃったことがあって…」
大丈夫?
「うん。本の題名、探すんでしょ?」
なんで知ってるの?
「私はあなたのことをあなたより上の場所で見ているから。」
そうなの…?
「そう。あなたのことはいつも見ているわ。」
立花、で、本の題名についてなにか知ってる?
「一つだけ。私がこの家にいたときに、この本に題名がついていたのを一回だけ見たことがあるのその時は小さかったから題名は覚えていなかったんだけど、光っていたわ。」
光っていた…?
それってこのお話にある光る本の話?
「そこまではわかんないけど、そのときは本が光ってたの。」
この本には、
光る本。
とある村に一人の少女がいた。
その少女にはもう忘れ去られた姉がいた。
少女の姉は、家に昔からある本の題名について知っていた。
その本は光っていたという。
光る本にはどんな意味があるのかは、また、別の話。
って書かれてるの。
「っ、、」
どうかした?
「いや、なんでもない。」
でも、なんか似てる。
「そうかもね。」
でも引っかかるところがあって、忘れ去られた姉…?
「っ、、、、、、、、、、」
大丈夫?
「う、うん。」
他に覚えてること、ないの?
「うーん、なんだろうなぁ〜、」
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