第14話


翌日


ワシとみぞしは…また施設ヘ向かった。



「…また、あなたですか、、いいかげんにしてくださいませんか?」


「まぁ、そうカリカリなさらずに施設長。

小耳にはさんだ情報によると、仲里さんは

職員にも子供達にも、嫌われていたと…」


「!?…な、なんで…それを!!」


「やっぱり、ですね!」


「あっ!!……くっ!騙すなんて卑怯ですよ!」


「おや、初めに騙したのは…施設長ですよ?」

いいぞ〜、みぞし〜!その調子だ!


「…っ、……わかりました。

そうです、仲里さんは…嫌われていた。

それだけの事です!!おかえりください!!」


ガシャン!!

門を、閉められてしまった。


ぬぅー。駄目か……。


「…あの施設長、あれじゃ“何かあった“

と、言わんばかりの態度ですよね?」


「そうじゃな…。まぁ、いい。

和久さんトコに、行ってみよう」


「はいっ!」




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