O1 D2 M2 A1
吸い込むと、青かった。空を飛ぶ鳥、海、そして火炎瓶とそれに伴う痛みをまんべんなく届ける魔女。
テレビにはぐにゃぐにゃの人が映り込んでいて、紫色。光はギラギラで、頬がチリチリと痛む。頭が痛い。いたい。いたい。痛くなくなった。
エナジードリンクを取ろうとする。手はコップを殴りつけ、机に、視界に再び青が広がる。
地面に転がる青は、甘くて涼しくて、不味い。
耳を叩き付けるシャボン玉が止み、次の曲が始まる。
[私/俺/僕/その人/あの人/誰か]は、吐瀉物を床に撒き散らした。初めて黒い吐瀉物を見た、いや、黒いのは視界かもしれない。
[私/俺/僕/その人/あの人/誰か]は、死んだのかもしれなかった。
ただ、これを書いているのはだれなんだろう。
間抜けな顔をライターで炙った。
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