こんなデートはどうでしょう

奏〜カナエ〜

王道デートはどうでしょう

りな「ごめん!まった?」


ゆう「今きたところだよ、じゃあ行こっか」


りな「うん!!今日はどこ行くの?」


ゆう「まずはご飯だ。食べるぞ〜!!」


りな「いぇーい!!」



————————————————————


ゆう「まさか大盛りをたいらげるとは」


りな「ふふふ、育ち盛りの乙女の食欲を舐めるなよ〜。次はどこ行く?」


ゆう「今話題の映画、”タンクトップの鬼姫”なんてどうだい」


りな「何その興味そそるタイトル…見たい…」


ゆう「決まりだね!ハンカチ持ってきてる?」


りな「まさかの泣ける系…?」



————————————————————


りな「よがっだぁよぉぉぉ!!!」


ゆう「…タンクトップの特性を活かしたあの攻撃…痺れた。よかったらカフェでひと息つかない?


りな「カフェで感想言い合おう…考察のしがいがある。」


ゆう「うわ!急に冷静になるな!!」



————————————————————


ゆう「ゆっくりできたね。りなの考察、凄かったな。タンクトップと星座の繋がりなんて…」


りな「あくまで考察だけどね!あの映画は奥が深い…って、あ!ゲーセンに”タン鬼”のやつある!行こ!」


ゆう「ほんとだ、クレーンゲームの景品になってる」


りな「全種とってやる!」


ゆう「ほどほどにね…」



————————————————————


ゆう「全くとれなかったね」


りな「アームってなんであんなに弱いんだろう、おかしいよー!」


ゆう「まあまぁ、このあとディナーでもどう?」


りな「食べる〜!!」


ゆう「ご飯の事になると急に元気になるな」


りな「ふふふ」



———————————————————— 


ゆう「予約していたものですが」


りな「え!予約してくれてたの?!シゴデキじゃん!」


ゆう「りなは絶対ご飯断らないからね」


りな「さすが彼氏すぎる!さす彼!」


ゆう「なんか造語生まれた」



————————————————————


りな「今日は楽しかった!いろんなことがあったね〜!」


ゆう「そうだね、王道デートに間違いはないね」


りな「うん!!”タン鬼”最高!!」


ゆう「あれ、これって”タン鬼”デートだっけ?」

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