幻想討魔外伝 〜原美湖学院の章〜

臥龍岡四月朔日

第1話 原美湖学院

この世界には『夜魅やみ』という名の化け物たちがいる。夜の闇に巣食い人を喰らったり苗床にする怪異の類いだ。

そしてそれを退治することを生業とする者達もいる。『退魔師バスター』と呼ばれる者達だ。

そして俺、「原間はらま」は退魔師の中でも最高ランクであるS級の退魔師だった。……先日なったばかりだが。


そしてS級退魔師には夜魅退治とは別の、特別な任務がある。

それこそが俺が退魔師になった理由、苦労してS級まで上り詰めた理由だった。


そして今日、その特別任務のためにここ、年頃の乙女たちの園『原美湖女学院はらみこじょがくいん』へとやって来た。

ここ、原美湖女学院は巫女系の退魔師、退魔巫女たいまみこの中でも「特別な退魔巫女」を育てるための学院だ。

そう、その特別な退魔巫女の任務とは、退魔師の素質を持つ子供を残すこと。そして、この学院の退魔巫女と契り、孕ませることがS級退魔師に課された任務だった。


やっと今までの苦労が報われる。任務として年頃の女の子たちと契ることができる。そう考えただけで俺の股間は熱くなった。



学院の受付で受付を済ませ、少し待つと巫女装束を纏った金髪の少女が現れた。


「原間様ですね。お待ちしておりました」


この娘が俺の担当する相手かな?

美しい金色のロングヘアと、まだ若いながら大きい胸とお尻をもったグラマラスな体型が目を引く少女だ。

特に胸はかなり大きく巫女装束の上からでもその大きさがわかる。


「君が俺の担当する相手かな?」


「いいえ。自己紹介が遅れました、私は当学院3年のリーリャと申します。本日の案内役を務めさせていただきます。もちろん原間様が望めばお相手させていただく事もできますが」


……3年生でこの色香とはすごいぞリーリャ、すごいぞ原美湖学院!

このリーリャさんに相手してもらうのも悪くないな、俺はそう思った。


「リーリャさんはもう出産経験があるのかな?」


「はい、特別授業にて二人ほど出産させていただいております」


この若さでもう二人も出産してるのか。と言うことは1年毎に出産してるってことか……すごいぞ原美湖学院!


「原間様に担当していただくのは3人になります」


リーリャさんは案内しながらそう言った。


「どんな娘たちです?」


「それは会ってみてからのお楽しみです」


どんな娘たちだろう?楽しみだ。


教室に入ると3人の巫女装束を纏った少女がいた。

どれも美少女だ。

俺はこの三人を担当することを思うと興奮が止まらなかった。

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