天涯わ〜るど(ポンコツ仙女ふぁ〜すと・みっしょん)
猫野 尻尾
第1話:一心同体。
ここは某アジアの
トウモロコシの栽培と風光明媚な景色のため観光にやって来る客が落とす
金銭収入で村は成り立っていた。
生活の向上の兆しもなく村人はみんな細々と暮らしていた。
この物語の主人公「
呂衣呂衣は
観光客相手に写真を撮らせて家族ために日銭を稼いでいた。
一通り観光客にアピールし終えると呂衣呂衣は
としていた。
そんな折、天界の西王母の大事な仙桃を盗んで追っ手から逃れてきた「
なる仙人が、この福根省の片田舎に逃げてきた。
で、
呂衣呂衣を見つけた
あっと言う間の出来事だったので衣呂衣は
だが、さすがに天界の武将どもの集団相手では、不利。
そこで下界に降りて逃げて来たってわけだ。
おまけに仙桃を食べてしまっているから不老不死な体になっていた。
まあ出たいと思った時は自由に出られたんだが今は出る気はなかった。
それに呂衣呂衣の体に中にいれば飯も食えるし周りを気にしなくて済む・・・
天界の連中の目もごまかせる。
一挙両得。
ってことで
さて、この呂衣呂衣が住む村は、実は大きな問題を抱えていた。
男も女もセックスにまったく興味を持たくなったため、たちまち子供が
生まれなくなって少子化に発展するであろう危機感を感じていた。
これは我が村の存亡に関わると村長は寺のお坊さんに相談したところ、
西国に「ホレマクリ国」なる国があってそこに惚れ薬があるらしいから、
それを分けてもらって来てみんなに飲ませればスケベ〜な気持ちが蘇る
かもしれないと言われた。
それを聞いた村長は坊主の言うことを信じてさっそく村民の中から誰かを
「ホレマクリ国」へ向かわせよと命令を下した。
で、誰をホレマクリ国にやるかということになって公平を期すために、
くじ引きで決めることになった。
男女問わずくじ引きに参加させられた。
で、くじを見事に引き当てたのが、呂衣呂衣だった。
「なんで、私なの?・・・他にいっぱいいるじゃない、ヒマな人が」
呂衣呂衣のお腹から幻影みたいに顔だけ出して言った。
今までも呂衣呂衣は何度か
最初の
どこかの大国の第二王子様とか???そんな感じ?。
なんで第二王子なのかよく分からないけど・・・。
「気の毒にな呂衣呂衣・・・たぶんホレマクリ国に辿り着く前に化け物に食われて
干からびて砂漠の砂だな、おまえ」
「南無阿弥陀仏・・・南妙法蓮華経〜くわばら、くわばら」
「人のことだと思って・・・バカ仙人」
「大丈夫だ・・・俺が付いてたらどんなバケモンが出て来たって怖か〜
ねえよ・・・ぜ〜んぶ俺がやっつけてやるから」
「でも戦うのは私でしょ?」
「そうだがな・・・俺と呂衣呂衣は一心同体、心配しなくても体が勝手
に動くさ・・俺がおまえの中にいる以上仙術だって自由に使えるしな」
「それに、そのほうがいいんだよ・・・もし俺が呂衣呂衣の体を離れたら
たちまち、おまえが無防備になっちまうだろ」
「それじゃおまえが危険だし、おまえに死なれでもしたら俺が困るからな」
「だから、このままがベストなんだよ」
「分かった・・・頼りにしてるね、
こうして
つづく。
天涯わ〜るど(ポンコツ仙女ふぁ〜すと・みっしょん) 猫野 尻尾 @amanotenshi
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