愛の棲家
目が覚めると、見慣れた天井。布団で眠った記憶は無いのだが。
起き上がると、盛大に顔を顰めた。
頭が痛い。二日酔いだ。
「おはよう。」
その声に肩を震わせた。とても嫌な予感がした。
顔を向けると、隣には御形の姿があった。
体を横たえ頬杖を突き、朝から爽やかな笑顔を貼り付けていた。
白い布団に朝日が反射して、神聖な宗教画を連想させるが、御形は天使などとは程遠い存在である。
「・・・・・おはようございます。・・・・・昨夜は誠に申し訳ございませんでした・・・・・。醜態を晒した様で・・・・・。」
雛月は正座して深く頭を下げた。
頭がぐらぐらするが、謝罪をするのが先だった。
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