愛の棲家
「御形さんだ。」
雛月は御形の頬に手を伸ばすと、ふふと笑みを洩らした。
遺伝的に強い方だが、悪酔いする事はあった。普段飲まないので、加減が分からずつい飲み過ぎる。
顔色を一切変えず限界を過ぎ、御形が止める前に酔いが回り始め手遅れに。
止めたところで、酔っ払いは言う事を聞かない。
頬を撫でる手を掴まれ、雛月は瞬きをする。
体温が上がっていた。
御形と雛月は見つめ合う。
「お水持って来るから、飲んで酔いを覚ましなよ。」
濃い睫毛に縁取られた瞳は、誘う様に濡れており劣情を煽られるけど、御形は理性を保ち手を離し立ちあがろうとしたが、その前に指を絡め取られた。
あっと、思った時には体重を掛けられ御形は雛月に押し倒されていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます