第10話
「やあ私はアンデルセン芸能の社長のアンデルセンよ」
キャラ濃いな、この人。ゴスロリ服着た美人なお姉さんだ。今光ちゃんと光ちゃんの事務所社長とカフェで話している。確かに専門家だけどいきなり社長さんなのかーい
「はじめまして」
「まず謝るわ。この子が自転車で轢いて、ごめんなさい」
「幸い軽傷で済んだので大丈夫です」
「しかも命まで助けてくれたそうで、感謝するわ」
「当然の事をしたまでです」
「良い子ね」
「ありがとうございます」
「妹から聞いたけど成りすましで困ってるんですって」
家族経営だった。
「お姉さんでしたか。はい困っています」
「助けてあげよう。うちはネットタレントのマネジメントもやってるから。でもうちに来てくれたらだね」
「お姉ちゃん」
「さすがにこれはマネジメント契約しなきゃだめ。責任持てない。事故のお詫びとお礼を兼ねてお菓子とお化粧品をあげる。でもSNSのトラブルの面倒なんて見てらんないわ。毒にも薬にもならないアドバイスは出来るけどあまり意味無いわ」
「一応お願いします」
一応アドバイスをしてもらった。けど。やっぱりあんまり意味無かった。参考にはなったけどね。普通にいい人っぽい。キャラ濃いだけで。
「でさでさホワイトローズちゃん私の女にならない?」
言い方!!
「あの私男何ですけど」
「ええっ!うっそだー」
「よく言われますが本当です」
「ああそうかそういえばそういう事かうん」
何納得してるんだろ。
「それでどうかな」
うーむ、正直芸能活動する上で、こういうSNSのトラブルやもろもろの手続きとか事務所にやって貰う方が助かるけど。手数料とか自由時間とかむむむ。
「条件詰めていこうか」
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