第37話

 そして…

 密かに、誓いました……


 僕は…

 あの子と、幸福しあわせになる…


 どんな手を使っても…


 悪魔に魂を売ってでも……!」


「………」


「先ずは…継父を。


 そいつが乗るクルマに細工して…

 事故らせて、消しました……!」


「!!」


「次は…ヴィオラ少年を虐げる、父娘おやこ


 少年が家を出て、縁が切れたのち

 失火に見せ掛けて、家ごと燃やしたのです……」


「…!!」


「…ふふっ…


 斯くして、女装少年は強くなり…

 ヴィオラ少年を迎えに行く事に決めました……


 終わり☆」


「……!」


「…だから、さ…?

 僕は…殺せるんだ……!」


「………」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る