第32話

「あ゙…ノ、ゾ…!?」


「…ふふふっ…可愛いひと?」


「……!」


 急激な眠気が哲を襲い―彼は、希望の腕の中へと……。



 そうだった…口移しされた薬で眠らされて、俺はコイツに拉致された……。


「今日からJBMは、三連休♪

 良かったよねえ…もっと、悦ばせて上げられる*」


「!?

 もう…めてくれ!


 今迄の過ちは、全部忘れるから?

 頼む…俺を解放―」


「―帰さない。

 もう、一生……!」


 希望のぞむは、ワイシャツの釦を喉元から二つ外し…チョーカーを撫でて見せる……


「大概、諄いんだけど…?

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