第7話

 鋭知が、看護師長の指示通りにするなり―手術布が、彼の体に掛けられた。


 ガラガラガラ…


 そして鋭知は、手術室へと運ばれて行った……。



「!?」


 鋭知は、目覚めるなり―驚愕した。


 上体を起こした状態で、寝かされていた彼…


 やや開かれている、彼の両腿の間に、横向に腰を下ろし…

 彼の胸に凭れて、眠る少女いのり……


 そして…

 一繋ひとつながりになっている、二人の病衣……


 鋭知と祈の体は―腹部で繋がれていた。


「気が付いたね?

 呉竹君……」


「!」

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