第128話

「……」「……」


 そんな彼の様子を目にし…和嶋と周は、どちらからとも無く視線を合わせて、頷き合った……。



「…うん、今、『壮行会』終わったトコ……

 当然だよ~?(照笑)

 ヒメ…愛してる(Chu*)」


 携帯端末に頬寄せる、明良…


「明ちゃん…

 朝寝して、遅刻するなよ~?(苦笑)」

「リア充め…(苦笑)」


 都心の繁華街―


 最寄の電車駅前で、明良達「ヨーロッパツアー組」は、和嶋達「アメリカツアー組」と、二手に分かれて散会した。


「ごめん…和嶋さんと、大事な話があって……

 先に休んでてね?花音さん…

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る