第98話

 携帯端末の、着信音…


 彼は鬱陶しそうに、着信画面を見た。


「チッ…」


〝GA〟


「…俺だ」果たして、発信者は―


「俺だよ?

 天降さん…」天降に取っては、最も消して仕舞いたい輩―


「有人か…

 TPO位、弁えろ」彼の「黒歴史」に於ける、共犯者の一人―外記であった……!


わりィ!

 ツレとガキ供が、シェルターに逃げ込みやがって…

 弁ちゃん、紹介してくれね?」

「……大概にしろ(呆)。

 貴様個人のトラブル迄―」


「いいのかよ?


 JBMに華々しく移って…

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る