第72話
「…うん、元気よ?」
矢張、この
理律夫と巫琴は瞳で頷き合い、敢えて彼女等の近くに座った……。
「…サノ、さん…ですか?(躊躇)」
「えっ?」
「診察券が、私の足元に…」
「!?」
〝診察券
作野巫琴 様〟
「ええ…私のです、済みません……」
「どうぞ……
一寸珍しい、お名前なんですね……?」
「はい…
一度伝えると、御分かり戴けるんですけど(汗)」
外記夫人の読み違いを、巫琴も理律夫も訂正しなかった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。