第6話

 巫琴ちゃんと…

 君が奏でる、『白鳥』……

 素晴らしかった……!」


「……」


「店長……

 リッちゃん……」


「…ミッちゃん……


 あ…

 早目に用意したのに、何時も通りだ(汗)。


 じゃ…

 行って来ます!」


「行ってらっしゃい!


 アキちゃんと、御ゆっくり……」


「うん……」


 理律夫は再び、巫琴に微笑って見せ…仕事に出掛けて行った……。


「……巫琴ちゃん……」


 河原が真顔で、巫琴に声を掛ける…

 彼女は、敢えて笑顔で、彼に云った。


「私も、彼のピアノ…好きです……


 アキちゃんも…

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