第17話

 何年掛かってでも、高卒の学歴を取得する為に、勉強を続ける事…


 そして―刑務作業で、炊場すいじょうに配属される事となったので、これが縁と思い―調理師免許を取得し、調理師コックとして働きたいと、考えている旨…


 斯くなる己の意思を、比較的冷静に、穏やかに語っていたのだ。


 なのに、何故…?


 逡巡する本間が、知る由も無い所で―実は、その心に、闇を作り始めていた……。



 実は、所謂「体育会系」では無かったが、元々身体能力が高かった。

 彼は、自己防衛の為に、敢えて体育教練に参加し、武道を習った。

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