第5話
「ボクも、オヤに先立たれちゃったんだけどさぁ~…
ソコソコなウチとカネ、遺して貰ったからねぇ…♪
…はぁい、ボクのオシロに、とぉぉ~ちゃぁ~くぅ*」
「……」
侃は、タオルケットごと男に抱え上げられ―初めて車外に出た。
「よぉ~こそぉ?
ボクだけの、オヒメサマぁ…
ヘヘヘヘヘぇっ!」
「!!」
やっと
周辺には、何も無く…
周りからは、何も見えぬ…
小ぢんまりとした洋風建築の古びた一軒屋が、涙で潤む侃の
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。